スティックの選定について

〜 スティックの選び方 〜

@ 曲がっていないスティックを選ぶ。
A 同じ重さ、同じ太さ、同じ振り心地(スティックの重心)のものを選ぶ。
B 同じ音程のスティックを選ぶ。(頭や足をたたくとわかる)

この3つの条件がだいたいOKであれば、よいスティックです。(完璧を求めていたら買えません)

これらを選ぶのが面倒な人は、VICFIRTH、VATER、Zildjan社のスティックがお勧めです。
(ペアになっているものは、だいたい上記条件を満たすものが多いです)

〜 スティックメーカー各社の印象 〜

スティックのメーカの個人的なイメージです。

YAMAHA:材質、品質はそこそこよい。重心を先端に集めづらく、80%の音量・80%の音質という感じ。
Pearl:材質、品質はそこそこよい。重心を先端に集めづらく、80%の音量・80%の音質という感じ。
TAMA:材質がやや粗く、力を伝えづらいイメージ。
ProMark:作りは悪くないが、材質が乾燥しスカスカで折れやすいイメージ。音も軽い。
VATER:ちゃんと選べば間違いはない。材質、品質もよく、とても丈夫。
Vic Firth:材質、品質ともによく、選定済みのものをペアにしている。VATERと比べるとやや折れやすいイメージ。
Zildjan:材質、品質ともによく、選定済みのものをペアにしている。ぎっしり詰まっていて、丈夫なイメージ。
REGAL TIP:良いものはとても良いが、悪いものは使い物にならない。
Playwood:材質、品質はそこそこよい。コンプライト、アルミチップなど特殊な音がほしいときに。MAXBEATは練習用に。
KOLBERG:高級スティックがほしい人用。材質も品質も良いが1万出すほどではない。
Rohema:クラシック用。ローズウッドや黒檀のばちがほしい人など。

〜 スティックの材質 〜

スティックにはさまざまな材質があり、材質によって音や叩きごこちが大きく変わります。
硬い素材ほどリバウンドは強く、折れたり欠けたりしやすくなります。

基本的にクラシックやジャズならヒッコリーかメイプル、それ以外ならヒッコリーがおすすめです。

メイプル(かえで)軽く、硬い素材。低音は鳴らない。折れやすい。
ヒッコリースティック素材として最もバランスが良い。耐久力も高く、音もよい。
オーク(なら)柔らかく重い。丈夫。
バーチ(かば)柔らかく、重いスティック。
ビーチ(ぶな)柔らかく、重いスティック。
ゴールデンシタン(紫檀?)Playwoodのばちで使われている。重く、硬い素材。リバウンドは強烈。
ローズウッド(紫檀)重く、硬い。リバウンドは強烈。
エボニー(黒檀)重く、非常に硬い。リバウンドは強烈。
コンプライト重く、非常に硬い。プラスチックとの合成材。

コンサートスネア用 おすすめスティック

VATER Piccolo

基本的にはスネアはこのスティックがあればOK。しっかり楽器を鳴らせるし、繊細な表現も可能。

Vic Firth VIC-SD2(BOLERO)

チップが小さいため、より細かい表現が可能。

Rohema 4Pa

ドイツ式のスティックで、mp〜pppあたりの演奏をする場合はとても使いやすい。

ドラムセット用 おすすめスティック

REGAL TIP 208R-JP

CYMの発音がきれいで太鼓も自然に鳴らせる、オールマイティなスティック。ばらつきがものすごいので、購入時は要注意。

VATER SWEET RIDE

細く、軽く、丈夫。繊細で小さな音が出るので、合奏では重宝します。

ProMark TX424W

オラシオ・エルナンデスモデルの非常に細くて軽いスティック。音量が出ないので吹奏楽では重宝します。

Vic Firth VIC-SG(SteveGadd),VIC-SG-N(SteveGadd)

全体のバランス良く、硬いコーティングのためクローズリムや金物の抜けが良い。また、頑丈なので長持ちする。

Vic Firth VIC-SGWB(SteveGadd)

ワイヤーブラシ。途中で曲がっているためワイヤーを打面に当てやすく、温かみのある豊かな音色です。

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